こんにちは、本日のリレー日記を担当致します、経済学部2年の畑田匠です。
うららかな日差しが暖かく過ごしのやすい季節となりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
私は、先週から大学でのオンライン授業が始まり、自粛生活の中でも充実感を持ちながら過ごしております。ところで、恐らく今これを読んでいる方の半数以上は、「体育会生なのになんてタイトルのリレー日記だ」と思っているに違いないと思います。しかし、最後まで読んでいただければ、私がここで述べている“遊び”が夜遊びや遊び惚けるといった意味ではないことがわかると思います。
さて、部活動が満足に出来ない日々が続く中で、私は、以前読んだスポーツ総合雑誌の中の、とある言葉を思い出しましたので、この場をお借りして共有したいと思います。
「ひとつのことに打ち込むのはすばらしいことだ。しかし、10分の7でちょうどよい。10分の10にしてはいけない。残り“3”の余裕を持とう。“遊び”を持とう。」これは、学生時代早稲田大学野球部に所属していた、スポーツライターの安倍昌彦さんが述べていた言葉です。私はこの言葉によって、自分の今までの考え方を見直すきっかけをもらいました。私自身、入部した理由のひとつにあったのは、何か全力で打ち込めるものが欲しいという思いもあったからです。それだけに、この言葉には今までの自分の考え方を覆される衝撃を覚えました。もちろんそれは、部活動の手を抜こうとかそういった意味ではありません。安倍昌彦さんのこの言葉には、思わぬケガで選手生命が断たれたときに10分の10では、その時自分が10分の0になってしまうことへの注意喚起の意味が込められています。それだけではなく、追加して、“3の遊び”が学生スポーツ生活をより健全で、晴れやかで、気分良く深い呼吸のできる毎日にしてくれるという意味も含まれていると記述されています。これは、私の考えになりますが、この“3の遊び”で様々な人生経験を積むことが出来るのが大学という場所であると考えています。
部活動が思うようにできない日々が続く中で、この“3の遊び”、すなわち普段できない授業以外の勉強や趣味などを、今の期間で育んでいくことで、今後先の見えないトンネルを抜けたときに、学生生活、部活動をより意味のある、充実したものにできると考え、日々過ごしています。
拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。