慧眼

こんにちは、本日のリレー日記を担当させていただきます、商学部2年の浦口優です。

近頃、ようやく衰勢してきたかと思われていたコロナウイルスが再度勢いを取り戻しております。慣れてきた頃が一番危ないとはよく言うようで、自分も再度気を引き締めなければと思っているところです。皆様におかれましても体調には一層お気をつけください。

さて今回ですが、試合を近いということもありますので最近の練習で感じたことや気づいたことについて綴らせていただきます。
私が最近感じていることは2つあります。1つ目は原因追求の重要性です。私は簡単にいえば怖がりな性格で、それに伴い体操を行うにあたり数々の苦難があります。最近の顕著な例としては平行棒の屈身ダブル下りがあります。高校時代は得意だったこの技ですが、コロナ禍による自粛を皮切りになかなか掛けることが出来なくなりました。俗にいうイップスというようなものでしょうか。先日行われた早慶戦にあたり、この技を掛けようとしたのですが、案の定なかなか掛けることが出来ませんでした。今まで自分がただ怖がって出来ないものだと思っていたのですが、ふと、ただ漠然と怖がっているのもどうかと思い怖さの原因追求を本格的に行いました。そこで、自分は2回回るときに自分で動かしている感覚が希薄で怖がっていることに気づきました。得意が故に今まで突きだけで動かして行っていたためにこのような状態に陥ったのでしょう。思わぬ落とし穴でした。このように、「どんなことにもそれ相応の原因があり、ただただ精神論だけで解決しようとするのは愚鈍である。」これが今回の経験から得たことです。落ち着いて考えればなんともないことでも、焦るばかりに空回りしてしまうことは多々あります。今後はもっと落ち着きのある練習を心がけていきたいところです。
2つ目は、練習中の視野をいかに持つかという難しさです。近頃、練習中に周りを気にするがあまり、自分の練習にあまり集中できていないと感じることが多々ありました。高校生の頃は修羅の道を行くかのようにただただ自分と向き合って練習することが多かったために自分に辟易することも増えました。そこで、より自分に集中した練習を意識し始めた途端、周りが見えていないがために注意を受けました。これはどちらにも正当性があるため難しい問題だと感じます。自分よがりな練習はもちろん周りに迷惑をかけることになり、良くないのは明らかですが、先日引退した亀山耕平選手は自身のブログで練習時はホスピタリティ能力を下げると記しています。使い分けることができるのが一番なのでしょうが、なかなか器用にはできないものです。これは己の今後の課題として向き合っていきたいです。

まとまりのない文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。