こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、法学部法律学科1年の森千紗です。
12月上旬まで街を鮮やかに彩っていた街路樹も葉を落とし始め、冬景色に変わりつつあります。年末が近づき、色々なことに区切りをつけたい時期が迫ってまいりました。12月は陰暦で師走といいますが、その語源は既にご承知の通り「僧侶が走り回る忙しさ」に由来しております。私も例に漏れず、年内に終わらせたいことの整理・清算で忙しく過ごしております。そんな中で中学生の頃一度聞いた話を久しぶりに思い出しました。有名な話ですのでご存知の方も多いかと思いますが、共有させていただきます。
このお話は先生が生徒へ実演しながら語りかける形式で伝えられるものです。
まず、先生が大きな空の瓶を持ち、瓶がいっぱいになるまでゴルフボールを入れて生徒に「この瓶はいっぱいですか?」と尋ねます。生徒たちは「その瓶はいっぱいです」と答えます。
次に先生は小石を、瓶を振りながら中へ入れ始めました。いっぱいまで入ったら生徒にまた「この瓶はいっぱいですか?」と尋ねます。もちろん、生徒たちは「いっぱいです」と答えます。
今度は砂を、小石とゴルフボールが入った瓶の中に注ぎます。砂は瓶の中のゴルフボールと石の隙間を埋めていきます。「この瓶はいっぱいですか?」「はい。」
これを聞いた先生は最後にコーヒーを瓶へと注いでいき、生徒へ説明を始めます。
「この瓶は私たちの人生を示していて、ゴルフボールはたとえ他の全てを失っても自分の元に残り続けるものを表しています。例えば、家族や健康、友人などです。小石は仕事、家、車などを示し、砂は他の些細な物事を表します。もし、先に砂を瓶いっぱいに埋めてしまったら、一番大切なゴルフボールが入らなくなるでしょう。」
この瓶を器械体操部での大学4年間の競技人生を示すと考えると、私の中でのゴルフボールは人間力の成長が当てはまります。体育会の選手である以上、競技力の向上は探求すべきものであるのですが私の競技レベルは決して高くないため、将来体操を使った仕事に就く可能性は低いです。将来に活きるのは、120周年記念式典でもお話がありましたが、人間性です。残り3年間と体操ができる期限が迫っている中で人間力の向上を目指して余裕のない時ほど立ち止まり、自分にとっての優先事項を正しく判断し、今失ってはいけないものを手元に残すための選択と努力をしていこうと思います。
最後に注いだコーヒーは、自分がどんなに手一杯で忙しく見えたとしてもコーヒーを飲む余裕は必ずあるということを示唆しているそうです。私は未だやらなければいけないことが多くある時に、自分に余裕をもち、客観視することはできないのでまずは優先事項を選択することから始めようと思います。
拙く、またまとまりのない文章となってしまいましたが、本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。