こんにちは、本日のリレー日記を担当させていただきます商学部4年の金子です。
9月に入ったばかりだというのに肌寒い日が続き、今年も夏が終わってしまったのだとしみじみ感じております。季節の変わり目で体調を崩さぬよう、より一層気を付けていきたいところです。
さて、1年生から書き続けたこのリレー日記ですが、私が担当するのは本日が最後だそうです。なんだか寂しくも感じますが、最後は「運」をテーマに話したいと思います。
私の体操人生は本当に運が良いものでした。小学生の頃に世界レベルのコーチに出会い、中学では世界最高峰の選手と共に練習をし、高校からは慶應体操部に入ることができました。戦績を見てもインターハイ決勝やインカレ一部、全国選抜や全日本選手権など、自分に見合わないような大会まで出場することができたと思います。この出会いや時の運は、誰にでも訪れるものではないと思いますし、何も出来なかった自分がこんな経験ができたことに少しの怖ささえ覚えます。
今の私があるのは、この幸運があったからに違いありません。
と言いつつも、実は私は出来事を運で片付けてしまうことがとても嫌いです。何かの結果には、必ずそれなりの要因がある筈ですし、それを運で片付けるのは過去や未来を否定することになると考えているからです。「本番に強い」「本番に弱い」という言葉が分かりやすくそれを表していると思います。それだけの練習を積んで来たから本番に強く、それなりの練習しかしてこなかったから本番に弱いのではないでしょうか。結果の要因を外に見つけるのではなく、自分自身の中に見つけ、自分で結果を掴み取ることが大事なのです。
しかし、これを踏まえてもやはり私は幸運でした。出来の悪い自分を見放さず指導していただいた先生方や、世代を超えて新しい気付きをくれる先輩後輩、もがきながらも支え合えた同期、こんな人達に囲まれながら体操ができたことは、運が良かったとしか言えません。
だからこそ私はこれから、運がもたらしてくれた環境に感謝をしつつ、自分自身で結果を掴み取れる人間を目指していきたいと思います。
最後にこの場を借りて、両親、首藤先生を始め関わった全ての人に感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。また、これからもどうぞ宜しくお願い致します。
引退まではもう少しありますので、一切の悔いが残らないよう精進していこうと思います。
体操を通して得た出会いや経験は私の人生の一番の宝物です。
長々と話してしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。