「聞く」と「聴く」

こんばんは、本日のリレー日記を担当させていただきます、商学部4年の神吉です。

昨日から10月となり、いよいよ秋めいてまいりました。日中は暖かい日もありますが、朝晩の冷え込みで体調を崩さないよう十分に気をつけていきたいと思います。皆様もどうぞご自愛ください。

さて、本日のリレー日記では、最近特に強く感じる「聞く」と「聴く」についてお話したいと思います。はじめにこの二つの違いを簡単に説明させていただきます。ご存知の方も多いかとは思いますが、一般的にただ何かを「きく」場合には「聞く」を使い、注意深く耳を傾ける場合には「聴く」という字を使います。私が感じたのは、このコロナ禍では「聞く」機会が大幅に減ってしまっているのではないかということです。

街中や公共交通機関、大学や飲食店など、日常生活の中では自然と耳に入ってくる話が非常に多いものです。それらが必ずしも有益という訳ではないですが、話題になっているニュースを知識として蓄えることや、小テストの噂に助けられることなどは多々ありました。

また、先日zoomでのオンライン懇親会を経験したのですが、大人数の中からその場で振り分けられた5人程度のグループで15分間話を続けることに大変苦労しました。この時も、もしこれが対面での懇親会であれば他のテーブルから聞こえてくる話を参考に話題を探せるのにと、「聞こえる」に助けられていたことを実感しました。

これは部活動においても同じで、以前は部員全員が同じ時間に練習をするのが当たり前だったので、何気ない会話から皆の様子が聞こえていました。コロナ禍で制限がかかりオンラインでの連絡が中心となってから、情報伝達の難しさに苦労することが増え、改めて「聞こえる」の有り難みを強く感じました。

家で過ごす時間が長く、「聞く」機会が減っている現在、情報を手に入れたければ自分から探しに行って「聴く」姿勢でいなければなりません。世間では徐々に対面での交流も増えてきているようですが、やはりまだまだ不安な気持ちがあるため家にいることが多いですし、大学の授業は秋学期もオンラインが中心です。新しい生活様式の中ではこの「聴く」姿勢を大切に過ごしていきたいと思います。

拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。

ご精読ありがとうございました。