人生のゴール

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、法学部法律学科2年の森千紗です。

8月も後半を迎え、いよいよ明日は長野県で行われる全日本インカレの出発日です。器械・トラン ポリン共に大きな目標に据え、日々練習を積んできた先輩方、後輩達、そして同期を見てきたの で、その勇姿を近くで見て、応援できることがとても楽しみです。

先週、外部よりコーチの方をお招きしてお話を伺う機会がありました。良いチームを形成する方 法、効果的なコミュニケーションの取り方、そして人生設計など、その方がこれまで長い時間をか けて築いてこられた知識をご教授いただきました。そのお話の中で、「人生の目的は何か」という 問いをいただきました。尋ねられた際、咄嗟には明確な答えが浮かばず、ただ漠然と皆が経験す るであろういくつかのライフポイントを経験していくことかなと思いました。しかしその後、先生が 「幸せであること」が人生の目的であり、ここは揺るがないポイントであるとおっしゃられ、そんな 単純な言葉がすぐ浮かばなかったことに一驚を喫しました。

確かに幸せは大切なことであり、私たちは自身を成長させ、その喜びを追求し、さらには他人に 貢献することで感じることができると思います。深く納得すると同時に、ただ一方で私は「幸せに なること」というのは、目的にするには少し抽象的で漠然としているなとも感じました。 そんな中で人生のゴールをより具体的に表現したものとして「死を惜しんでくれる人がいること」で あるという考えを耳にしました。誰もが一度きりの人生を大切にし、その歩みを意味のあるものに したいと願っています。その人生の中で、誰かが私たちの存在を惜しむということは、自身の存在 が他人にとって影響力や喜びを提供してきた証拠になるのではないでしょうか。
私たちは自分自身を成長させ、他人との関係を築き、価値ある瞬間を積み重ねていく。その過程 で、他人との絆を育み、深い友情を築く。そして、私たちがこの世から去る際に、私たちの存在を 惜しんでくれる人々がいることが、人生の目的を満たす瞬間と言えるのではないでしょうか。私に とってはこの考え方が人生の目的を具体的かつ感じやすく示してくれるものであり魅力的に感じ ます。

今、ありがたいことに私には7人も同期がいます。蝮谷体育館に来てくださるどの先輩方に伺って も、大学時代の知り合いの中で変わらず関わり続けて一番の相談相手になるのは器械体操部 時代の同期だと仰られています。これからの2年間と少しの時間を大切に、私達らしく丁寧に日々 を積み重ねて皆で笑って引退できるよう、練習に励んで参ります。

拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありが とうございました。