多角的思考

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、商学部1年の五十嵐美文です。

この度の能登半島地震により被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

新年あけましておめでとうございます。今年は箱根駅伝が第100回大会をむかえ、応援している駒澤大学の優勝を祈願しておりましたが、青山学院大学の圧倒的走りによって準優勝となってしましました。すこし残念な年始を過ごしましたが、皆様はどのようにお過ごしになりましたか?

話は大きく変わりますが、最近の統計学の授業で私が興味深かったことを話させていただきます。このような問いがあったと仮定します。ある人がメスの犬を2匹飼いたいと思っているとします。オスであるのかメスであるのか不明な犬を2匹つれてきて、1匹がメスであった場合もう1匹もメスである確率はどうなるでしょうか?という問いでした。この問題は有名なモンティ・ホール問題に非常に似ています。直観的に考えると2分の1のように思われますが、正解は3分の1です。2匹の性別の組み合わせはオス・オス、オス・メス、メス・オス、メス・メスの4パターンあります。片方がメスであることが確定しているのでオス・オスを除いた3パターンのうちメス・メスの組み合わせである1パターンが残り正解の3分の1となるのです。理論を聞けば正解が3分の1であることは理解できますが、私の感覚的にはやはり2分の1だと思ってしまいます。

私自身直観的に考えてしまいがちです。しかしこの話を聞いて考えたことは多角的に物事をとらえることの重要性です。統計学で出された問題、モンティ・ホール問題のどちらにおいても直観を用いた考えをするのが悪いわけではないですし、たいていの場合、直観的思考が外れることはないと考えられます。しかし、まれに直観に頼って生きていては正解にたどり着けない問題に直面しうることは確かです。生まれ持った直感だけに頼るのではなく自分の頭で考え、行動することの重要性を実感いたしました。今年は思考に頼った1年にしていきたいと思います。本年もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。