戯言

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、薬学部薬科学科2年の西尾颯馬です。

あと1ヶ月もすれば年末ということで、今年最後のリレー日記にふさわしい内容を考えようとしましたが思いつきませんでした・・・完。

なぜこのような事態に陥ってしまったかというと、原因は全て実習講義に帰結します。最近は“それ”が毎日あり、「明日実習あるかな」と予定を確認する必要さえ無くなりました。おまけに実習ノートという忌々しいものも付いてきます。おかげで頭の中は1に実習、2に実習、3に実習といった有り様です。毎日、退屈しなくて素晴らしいですね。
そんな具合で面白い内容が思い浮かぶわけも無かったため、今回は実習ノートを書いている時に感じたことについて書かせていただきます。

実習ノートとは「目的」→「方法」→「理論」→「結果」→「考察」→「感想」を記述するものです。
詳しく説明すると、「目的」には何を目的として実習を行うのかを、「方法」には実験操作の手順や注意点を、「理論」にはその実験操作で起こりうる事象を説明する理論を、「結果」には実際に起こった事象の記録を、「考察」には得られた結果から考えられることを記載します。
私がこれらを書いている時に感じたことは、この一連の流れが体操において技を習得する際のお手本の過程なのではないかということです。少し分かりにくいため当てはめて考えてみます。
まず、「目的」には行いたい技または理想とする動きが該当すると思います。例えばバク転を行ってみたい、倒立でまっすぐな姿勢をとりたい、といったものです。
次に「方法」と「理論」。これには、どういった手順で体を動かすべきか細分化して考えたものと、そう考えた理由が相当します。バク転でいうと、①腕を水平にあげる→②腕を下げながらしゃがむ(この時に体重を後ろにかける)→③・・・というのが「方法」、真上に跳んで回転がかかりにくくなってしまうのを防ぐため、体重を後ろに掛けるというのが「理論」となります。
「結果」というのはそのままです。動きをビデオで確認することや自分の感覚の変化を明瞭にすることで得ることが出来ます。
「考察」には、結果に対するフィードバックが適当です。失敗した場合はそうなってしまった主な要因をいくつか挙げ、改善点と理論を考えます。成功した場合もどこがキーポイントだったのか思案し次回に活かします。実習ノートではこの部分が重要視され、的を射た考察が出来ているか、考察の量が多いかが評価の基準です。私は改善点を考えるより問題点を発見するのが難しく感じます。おそらく練習でも課題となるのはそこにあるのでしょう。

練習で一連の流れを意識せずして出来ている人もいますが、私はどちらかというと出来ていなかった側の人間だと思います。ここは反省点として怪我から復帰した際に活かせるようにしたいです。

ここまで練習に当てはめた話をしてきましたが、これは練習に限った話ではありません。以前のリレー日記で伊保内君は「人生は学問である」と言っていましたが、私も声を大にして言いたいと思います。「人生は実習ノートである笑」と。

以上、頭が実習ノートのことで埋め尽くされた人間の戯言でした。引き続きペンを動かして立派な実習ノートを提出出来るよう頑張ります。

拙い文章となってしまいましたが、本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。