こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、法学部政治学科3年の岡﨑優太です。
オンライントレーニング期間が明け、体育館での練習が再開してから2週間が経ちました。体のコンディションや技の感覚などは順調に戻っておりますが、今後も怪我、感染対策には十分に注意しつつ練習に励んで参ります。
さて、自分は普段の練習において、部員に話しかけて回ることを意識的に行っているのですが、思うように会話を広げられないことも多々あり、自分の考えや意見を相手に伝える事の難しさを実感しています。そのため、本日はコミュニケーションで重要となる要素について考えていきたいと思います。
コミュニケーションを考える上で、興味深い考えとして「メラビアンの法則」というものがあります。これは、別名「7-38-55のルール」とも呼ばれており、とある実験によってわかった、コミュニケーションを取る際の「言語情報」「聴覚情報」「視覚情報」の影響力の割合をそのまま示したものです。
これは、コミュニケーションにおける相手への印象は、言葉や話の内容が7%、声の大きさやトーンが38%、仕草、表情、目線、ジェスチャーなどが55%の割合で影響を与えているというものです。
このように、相手への印象を決定づける要因として、言葉以外の表現力が非常に重要な役割を果たしていることが分かります。「人は見た目が一番大事」という考え方は、このメラビアンの法則に基づくものだといえるでしょう。また、言語情報・聴覚情報・視覚情報に矛盾が生じると、情報伝達の正確性が低下するとも言われています。
ただし、メラビアンの法則が提唱されたのは、非常に限定された特殊な環境下での実験によるものです。これは、「不満そうな表情で褒める」や「笑った顔で叱る」といった、言語・聴覚・視覚のイメージが矛盾した組合せの時に、どの情報が優先されるかについて調べたものであり、実際の会話ではメラビアンの法則がそのまま当てはまるとは限りません。
また、決して言語コミュニケーションの内容を軽視してよい、という意味ではないことも心掛けなければなりません。
特に、最近増加しているオンライン上でのWeb会議などの場合、画面に映るのは顔と上半身の一部のみであるため、視覚情報が制限され、聴覚情報や言語情報の重要性がより高まるとも言われています。
以上のことから、人とコミュニケーションをとる際には、言語による情報伝達を正確に行うこともさることながら、表情や身振り・手振り、声の抑揚といった、非言語コミュニケーションを積極的に用いるとともに、そうした視覚・聴覚(非言語)情報と言語による情報伝達を一致させることを心掛けていきたいと思います。
拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。