活動報告観戦記

第57回全日本トランポリン競技選手権大会 観戦記

 2020年10月31日(土)、四日市市総合体育館にて行われました、第57回全日本トランポリン競技選手権大会予選の観戦記をご報告致します。

個人女子予選…浅見杏樹(総4)
シンクロ女子予選…浅見杏樹・浅見桃子選手(スポーツクラブ テン・フォーティー)ペア

個人女子予選
浅見杏樹
<第1自由演技>
浅見にとって今大会が最後の公式戦であった。新技のパイクフルインバラニ―アウト(前方屈身2回宙返り1回半ひねり)、タックハーフインルディーアウト(後方抱え込み2回宙返り2回ひねり)を入れた構成で臨んだ。1本目のパイクフルインバラニーアウトで僅かに移動し、続く2本目のタックバック(後方抱え込み1回宙返り)で前方に移動した。3本目のタックバラニーアウト(前方抱え込み2回宙返り半ひねり)でベッドの中心に戻したが、5本目のレイアウトバラニー(前方伸身1回宙返り半ひねり)で前方に移動した。続く6本目のフルツイスト(後方伸身1回宙返り1回ひねり)・7本目のパイクバラニー(前方屈身1回宙返り半ひねり)で回転不足のため腰折れが見られたが、ベッドの中心に戻した。9本目のタックバラニー(前方抱え込み1回宙返り半ひねり)で回転不足のため腰が折れてしまったが、10本目のタックハーフインルディーアウトまで通し切った。静止が乱れ減点となったが、全体的に安定感のある演技を決めた。

<第2自由演技>
全日本予選会よりも難度点を上げた構成で臨んだ。予備ジャンプが乱れてしまったため跳び直し、時間超過のため、減点となった。1本目のタックフルインバラニーアウト(前方抱え込み2回宙返り1回半ひねり)で回転不足のため腰が折れてしまい、2本目のタックバックで後方に移動した。3本目のタックルディーアウト(前方抱え込み2回宙返り1回半ひねり)で回転不足のため膝が曲がってしまい、前方に移動し、4本目のタックダブルバック(後方抱え込み2回宙返り)で回転不足のため腰が折れてしまった。続く5本目のタックバラニ―アウトでベッドの中心に戻したが、6本目のタックハーフインハーフアウト(後方抱え込み2回宙返り1回ひねり)で回転不足のため腰が折れてしまい、7本目のパイクバラニ―アウト(前方屈身2回宙返り半ひねり)で前方に移動した。その後は8本目のパイクバック(後方屈身1回宙返り)・9本目のタックバラニ―を落ち着いて決めたが、10本目のパイクハーフインハーフアウト(後方屈身2回宙返り1回ひねり)で回転不足のため膝が曲がってしまった。アウトバウンスが乱れ減点となった。回転不足による腰折れや膝曲がりが目立ったが、粘り強い演技を決めた。

シンクロ女子予選
浅見杏樹・浅見桃子選手ペア
<第1自由演技>
1本目のレイアウトバック(後方伸身1回宙返り)のタイミングが合わなかったが、2本目のタックバラニー・3本目のタックダブルバックを互いにベッドの中心で決めた。4本目のレイアウトバラニーで浅見が回転不足のため腰が折れてしまい、浅見桃子選手が前方に移動し、続く5本目のフルツイストで互いに回転不足のため膝が曲がってしまった。7本目のパイクバックで浅見桃子選手の高さが下がってしまったが、その後は、9本目のタック1・3/4フロント(前方抱え込み1・3/4回宙返り背落ち)でタイミングを合わせ、互いにベッドの中心で決めた。10本目のタックバラニーボールアウト(背落ち~前方抱え込み1・1/4回宙返り半ひねり)で浅見が僅かに移動したが、通し切った。演技序盤からタイミングを合わせられず、同時性点が伸びなかった。

<第2自由演技>
1本目のパイクバラニーアウトのタイミングが合わず、浅見桃子選手は回転不足のため腰が折れてしまった。3本目のタックバラニーアウトで浅見桃子選手が回転不足のため、膝が曲がってしまったが、タイミングを合わせた。続く4本目のレイアウトバック・5本目のレイアウトバラニーを互いにベッドの中心で決めたが、6本目のフルツイストで浅見が回転不足のため膝が曲がってしまった。7本目のパイクバラニー・8本目のパイクバックで浅見が僅かに移動したが、9本目のタックバラニーでベッドの中心に戻した。その後は、10本目のパイクダブルバック(後方屈身2回宙返り)で浅見桃子選手が回転不足のため腰が折れてしまったが、通し切った。浅見のアウトバウンスが乱れ減点となった。全体的に移動減点の少ない安定した演技を決めた。

今大会は、浅見にとって最後の公式戦であり、トランポリン競技の日本最高峰の大会であった。また、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、無観客での開催となり、普段よりも静かな雰囲気の中での演技であった。多くの中断者が出た中で、浅見が個人・シンクロ共に通し切ることが出来た事は、素晴らしい事である。浅見は大学入学後、怪我によって思うように練習が出来ない事が多かったが、目標だった新技を2本入れて通す事が出来た。さらに、13年間一緒にトランポリンを続けてきた妹と全日本選手権という大舞台でシンクロを組み、有終の美を飾る事が出来た。来年以降も慶應の選手が全日本選手権に出場する事が出来るよう、その他の部員も高い目標をもって練習に取り組んでいきたいところである。

最後になりましたが、ご指導いただきました新谷昴コーチ、審判を務めていただきました、日垣博考先輩(H29)、ありがとうございました。また、今大会には遠方での開催にもかかわらず、ご多忙の中、棟朝銀河先輩(H29)にご観戦いただきました。この場をお借りし、深く御礼申し上げます。
第57回全日本トランポリン競技選手権大会
(記:岡﨑優太、畑田匠、南和希)