2020川崎トランポリンジャパンオープン2日目 観戦記

2020年12月12日(土)、川崎市とどろきアリーナにて行われました、2020川崎トランポリンジャパンオープン2日目の観戦記をご報告致します。

ジャパンオープン部門(男子)予選…岩田優佑(商4)、山﨑大司(理3)、岡﨑優太(政2)

ジャパンオープン部門(男子)予選
岩田優佑
<第一自由演技>
岩田にとって今大会が最後の公式戦であった。1本目のタックバラニーアウト(前方抱え込み2回宙返り半ひねり)・2本目のレイアウトバック(後方伸身1回宙返り)をベッドの中心で決めたが、3本目のルドルフ(前方伸身1回宙返り1回半ひねり)で回転不足のため膝が曲がってしまい、前方に移動した。4本目のパイクバック(後方屈身1回宙返り)でベッドの中心に戻したが、5本目のタックバラニー(前方抱え込み1回宙返り半ひねり)で回転不足のため膝が曲がってしまい、僅かに移動した。続く7本目のレイアウトバラニー(前方伸身1回宙返り半ひねり)で回転不足のため膝が曲がってしまい、後方に移動し、8本目のタックバック(後方抱え込み1回宙返り)で後方に移動した。その後は9本目のタック1・3/4フロント(前方抱え込み1・3/4回宙返り背落ち)・10本目のタックバラニーボールアウト(背落ち〜前方抱え込み1・1/4回宙返り半ひねり)をベッドの中心で決め、通し切った。演技中盤の膝の曲がりが目立ったが、安定した演技を決めた。

<第二自由演技>
新技のタックハーフインハーフアウト(後方抱え込み2回宙返り1回ひねり)を入れた構成で臨んだ。1本目のパイクルディーアウト(前方屈身2回宙返り1回半ひねり)をベッドの中心で決めたが、2本目のタックバックで前方に移動した。続く3本目のタックルディーアウト(前方抱え込み2回宙返り1回半ひねり)・4本目のレイアウトバックで回転不足のため膝曲がりが見られた。5本目のパイクバラニーアウト(前方屈身2回宙返り半ひねり)で前方に移動し、6本目のタックダブルバック(後方抱え込み2回宙返り)で回転不足のため腰が折れてしまった。7本目のタックバラニーアウトで回転不足のため膝が曲がってしまい、後方に移動し、8本目のパイクダブルバック(後方屈身2回宙返り)で回転不足のため膝が曲がってしまったが、ベッドの中心に戻した。9本目のタックバラニーで回転不足のため膝が曲がってしまったが、10本目のタックハーフインハーフアウトを落ち着いて決め、通し切った。静止が乱れ、減点となったが、全体的に粘り強い演技を決めた。

山﨑大司
<第一自由演技>
予備ジャンプの高さを保ったまま、1本目のレイアウト3/4バック(後方伸身3/4回宙返り腹落ち)・2本目のタックコディー(腹落ち〜後方抱え込み1・1/4回宙返り)をベッドの中心で決めた。続く3本目のタックバラニー~6本目のレイアウトバックまでベッドの中心で安定して決めたが、7本目のレイアウトバラニーで右側に移動し、パットに着地したため、6種目中断となった。

<第二自由演技>
全日本選手権予選より難度点を上げた構成で臨んだ。予備ジャンプが乱れてしまったため跳び直し、時間超過のため減点となった。1本目のタックフルインバラニーアウト(前方抱え込み2回宙返り1回半ひねり)で回転不足のため腰が折れてしまったが、2本目のレイアウトバックをベッドの中心で決めた。3本目のパイクバラニーアウトで回転不足のため膝が曲がってしまい、右側に移動し、4本目を予定していたタックダブルバックをタックバックに変更した。続く5本目のタックバラニーアウトをベッドの中心で決め、6本目を予定していたタックバックをタックダブルバックに変更したが、回転不足のため膝が曲がってしまった。その後は7本目のレイアウトバラニーで回転不足のため膝が曲がってしまい、後方に移動し、8本目のパイクバックで大きく後方に移動した。9本目のタックバラニーで後方に移動し、マットに着地したため、8種目中断となった。

岡﨑優太
<第一自由演技>
新技のパイクルディーアウトを入れた構成で臨んだ。予備ジャンプが乱れてしまったため、跳び直した。1本目のパイクルディーアウトで回転不足のため腰が折れてしまったが、2本目のレイアウトバックをベッドの中心で決めた。3本目のレイアウトバラニーで回転不足のため膝が曲がってしまい、4本目のタックダブルバックで回転不足のため腰が折れてしまい、後方に移動した。5本目のタックバラニー・6本目のパイクバックをベッドの中心で決めたが、7本目を予定していたパイクバラニー(前方屈身1回宙返り半ひねり)をタックバラニーに変更し、ダブルカウントとなり減点となった。その後は8本目のタックバック・9本目のタック1・3/4フロントをベッドの中心で決め、10本目のタックベイビーボールアウト(背落ち~前方抱え込み2・1/4回宙返り半ひねり)で前方に移動したが、通し切った。アウトバウンスが乱れ減点となった。演技中盤に移動減点が見られたものの、粘り強い演技を決めた。

<第二自由演技>
全日本選手権予選より難度点を上げた構成で臨んだ。1本目のタックルディーアウトで回転不足のため、膝が曲ってしまったが、2本目のレイアウトバックをベッドの中心で決めた。続く3本目のパイクバラニーアウトで前方に移動し、4本目のタックダブルで回転不足のため膝が曲がってしまい、後方に移動した。5本目のタックバラニーアウトで大きく前方に移動し、6本目を予定していたハーフインハーフアウトをタックダブルバックに変更したが、ダブルカウントとなり難度点が加算されなかった。続く7本目のタックバラニーで回転不足のため膝が曲ってしまい、前方に移動し、8本目のタックバックで後方に移動した。9本目のレイアウトバラニーで回転不足のため腰が折れてしまったが、ベッドの中心に戻し、10本目のパイクダブルバックをベッドの中心で決め、通し切った。全体的に膝の曲がりや移動減点の目立つ演技となった。

大会2日目は、ジャパンオープン部門が行われ、4年生の岩田にとっては最後の公式戦でもあった。日本のトップレベルの選手が集まっており、緊張感のある雰囲気の中で演技が行われた。第一自由演技、第二自由演技ともに、膝曲がりや腰折れが目立つ演技が多く、悔いの残る結果となった。そのような中で岩田は、第一自由演技、第二自由演技ともに通し切ることが出来た。最後の大会で、目標にしていた難度点10.3点の構成を通すことが出来、7年間の競技生活を良い形で締めくくることが出来た。今後は、チーム全体の演技点を高めるとともに、通しの安定性と本番での決定力の向上にも努めたいとことである。

最後になりましたが、ご指導いただきました宮田幸典先生、中田大輔先生、新谷昴コーチ、審判を務めていただきました日垣博考先輩(H29)、浅見杏樹先輩(総4)、ありがとうございました。また、今大会は御多忙の中、棟朝銀河先輩(H29)にご観戦いただきました。そして、オンライン中継で、多くの先輩方、並びに保護者の方々にご観戦いただきました。この場をお借りし、深く御礼申し上げます。

(記:岡﨑優太、畑田匠、南和希)