ファイル名:リレー日記17

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、法学部政治学科4年の岡﨑優太です。

寒さも厳しくなってきた今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。大学では秋学期の授業が開始されるとともに、器械体操部では次世代への引き継ぎや年末のイベントに向けた準備を行うなど、少し慌ただしい日々がやってまいりました。私自身、残り少ない競技生活に全力を尽くし、悔いのないように最大限楽しんでいきたいと思います。

さて、私が大学の器械体操部に入部してから3年半と少し、競技人生も残すところあと1か月程となってしまいました。入部から現在まで私は、部員の一員としてこのリレー日記を定期的に投稿し続けてきました。その数(おそらく)17回。そこで、今回のリレー日記では、私の今までの経験をもとに、改めて「”リレー日記”を発信し続けることの意味」について考えていきたいと思います。

先に結論から話しますと、私はリレー日記の意味は『体操部の”生きた声”を形にして発信すること』だと思っています。

部員たちが投稿するリレー日記を読んでみると、どれも面白い話ばかりです。
自身の体操に対する考え方の話、趣味の話、新たな発見の話、影響を受けた恩師や先輩についての話、最近読んだ本の話などなど。中には、論文からエビデンスを持ってくる理系の部員もいて、非常に個性に富んでおり、毎回新しい刺激・考え方を与えてくれます。

しかし、実際にこういった「部員が何を考え、どのような経験をしてきたのか」という部員たちの”生きた声”が発信される機会は多くありません。
SNSやホームページの活動報告などは、部の広報や活動内容に関する情報発信を目的としており、その内容もある程度フォーマットに沿って作成するものであるため、部員の個性や各々の意見が前面に出ることはあまりありません。
また、普段の練習においても、自身が普段何を考えて生活しているのか、これまで人生でどのような経験をしてきたのか、ということについて語り、共有する機会はごく稀であるといえます。

器械体操部員が、部活動や大学生活を通じて、延いては人生の中で、何を感じ、何を学び、何を成してきたのか。
部員にとっても、リレー日記は以上のことについて自身の考えをまとめ、形にする良い機会になります。そして、それらを通じてOBOGの方々や受験生など、慶應の器械体操部に興味関心を向けてくれている方々に対して、部の”生きた声”を届けることこそ、リレー日記を発信し続けることの意味なのではないかと考えています。

それらは、器械体操部員がつないできたバトンの軌跡。これからもリレー日記を楽しみに読んでいただけるとありがたいです。

拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。