覚悟

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、法学部政治学科2年の釜屋有輝です。

先日、1週間という長期に渡る期末試験が終了し、晴れて夏休みを迎えることが出来ました。これほどの長期戦になるとは予想もしておりませんでしたので、その疲労感は果てしないものでした。テストが終わったその日に初めて晩御飯を食べながら寝てしまいました。危うくチキン南蛮を自分の髪の毛に食べさせるところでした。体というのは誰よりも正直なものです。みなさんもしっかりお休みになってください。

長期戦と言いますと、年を重ねるにつれてこうした「戦い」に挑む機会が増えたような気がしますし、今後はさらに増えていくと思います。もうあと1年も経たずして始まる就職活動にしても言わばその類です。私はこの「戦い」が非常に嫌いな人間でした。身近で分かりやすい例を挙げますと、「試合に出るのが嫌」といったところでしょうか。体操の試合もまさに勝負の世界、「戦い」であると言えます。正直、なぜ試合が嫌だったかは私自身もよく分かりませんが、試合を楽しむという空気感を味わったことはかつて一度もありませんでした。今となっては演技開始前のあの緊張感といい、あの雰囲気といい、試合でしか感じることの出来ない空気感を存分に楽しむことが出来ているように思います。慶應の器械体操部に入って5年目になりましたが、今振り返ると私の体操に対するマインドを大きく変えてもらえたように思います。

さて、なぜこんな時に意外にも真面目に私の体操人生を振り返っているかと申しますと、前に迫る「戦い」がもうそこまで来ているからです。私にとって1年越しの公式戦且つ復帰戦ということで、この試合には今までにはない苦悩や特別な思いが詰まった試合になります。正直、まだ体の状態は万全ではないですし、これから状態が良くなるかどうかも分かりません。しかし、体で表現できずとも心で表現できることもあります。それが試合を楽しむということではないでしょうか。このリレー日記を読んでくださっている方々には沢山のご心配とご迷惑をお掛けし、そして励ましのお言葉をいただきました。その期待に応えられるよう、完全復帰した姿を見せられるよう、残り短い練習に励んで参りたいと思います。

拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。