なりたい背中

こんにちは。本日のリレー日記を担当致します、理工学部4年の藤田優人です。

今年はコロナ下で沢山の制限がありながらも、全日本インカレが無事に開催され、私は団体メンバーとして出場いたしました。幾つか失敗が出てしまいましたが、現役最後の公式戦で通し切ることができ、嬉しく思っています。

本日は最後のリレー日記ということで、この部で7年間思い続けてきたことについてお話しします。

私は高校からこの部活に入り、6年間多くの先輩方にお世話になりました。先輩の中には体操の上手い人がたくさんいて、いつか先輩たちのように格好良い体操選手になりたいと思っていました。しかし、それ以上に私が心打たれたのは、先輩たちの後輩に対しての接し方でした。

後輩の意見をないがしろにせず、きちんと耳を傾けてくれるところ。年下に間違えを指摘されても、自分を強引に肯定せず素直に過ちを認めるところ。どんなに気分が優れなくても、自分より立場の低い人には絶対当たらないところ。目上の人だけでなく、後輩が困っていればすぐに助けてくれるところ。何より、誰に対しても分け隔てなく優しく接してくれるところ。

人はどうしても損得勘定で動きやすいため、自分より立場の弱い人には横柄で配慮の欠けた態度をとってしまいがちですが、先輩たちはそのような態度は一切見せず、後輩である私たちに対しても常に敬意を持って接してくれました。

目上の方は勿論、自分より立場の低い人に対しても同じように敬意を払う姿を見て、私は強く感銘を受けました。そんな先輩たちの背中を見て、いつかこんな風に振る舞えるようにと、常日頃思いながらこの7年間過ごしてきました。

最上級生となった今、後輩の目に私はどう映っていますでしょうか。尊敬する先輩たちには程遠いですが、もし一人でも自分の姿を見て、誰に対しても優しくできる人になってくれれば、大変嬉しく思います。

最後にですが、この場をお借りして感謝の旨をお伝えします。先生方やOBOG、御父兄や部員のみんなには大変お世話になりました。こんな至らない私ですが、いつも支えていただき大変感謝しております。また、13年間いつも私をサポートしてくれた両親に深く感謝いたします。勉強など他のことも頑張れたのは、ひとえに好きなことをやらせてもらえたからだと思っています。本当にありがとうございました。

拙い文章となりましたが、以上で本日のリレー日記を終了させていただきます。ご精読ありがとうございました。