もうすぐ引退するからってここまで言っていいのかわからないけれど、まあいいでしょう。明日には公開したことを後悔しているかもしれない日記です。

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、理工学部システムデザイン工学科4年の井上万由です。

先日の全日本インカレが終わり、部内では例年より少し早い、実質的な代交代の時期となりました。代交代にあたり様々な引き継ぎや話し合いを行っておりますが、先日、最上級生として3年生の話し合いの場に同席させてもらいました。その際に、「本音を言い合えるチームでありたい」という話がありました。このことについて思ったことを少しの後悔と羨望を覚えましたのでお話ししようと思います。

私は人に本音を話すのは苦手です。一見人と打ち解けるのは得意なように見えるようですが、本心にはいつも殻を被せてしまうのが現実です。いつも肝心なときに話せないのは、自分の弱さだと感じることが今までに何度もありました。

なぜ話せないのでしょうか。私はこれに対して、「相手を信じられないから」だと結論づけました。

芦田愛菜さんがとある取材にて「裏切られたとか期待していたとか言うけど、その人が裏切ったわけではなく、その人の見えなかった部分が見えただけ。 見えなかった部分が見えたときに、それもその人なんだと受け止められることができる、揺るがない自分がいることが信じることと思いました」と言ったことは話題になりましたね。彼女は私よりも大分年下ですが、これは至極、的を得ていると思います。私は人に自分が見せてこなかった一面を受け入れてもらえないのではないかと思ってしまうのです。

そんな私も、自分の気持ちを打ち明けたタイミングがありました。部活で代交代した後、幹部で話している際です。自分が部に残したいことを考えると、本気で向き合ってくれる仲間が必要でした。思ったことをうちに秘め、なあなあにしていたら、納得できる形で終われない、なんて感じたことを覚えています。しかしその結果、発した言葉は相手が受け止められないほどのものとなってしまいました。普段なかなか本音を話さないから、話し方が悪かった、というのはあるでしょう。ただそれ以上に、その後、相手から話し合いを拒否されたという事実、そしてその後の私たちの関係に対する私への一方的な責任はなかなか堪えました。本音で話すってのは難しいことだし、勇気をだして話した結果周りに糾弾されたともいえるのですから、私だっておった傷だってとてつもなく大きいんですよ。実は。(決して相手に言っているのではなく、それに対する周りの対応についてです。)

自分の気持ちを打ち明けるのは勇気がいることです。だからこそ、私が思うのは、打ち明ける側の勇気がいるのはもちろん、それを受け止めるのにも大きな労力と器が必要だということです。受け止める側は自己都合でその言葉に対してないがしろにしてはいけない。本音でぶつかり合うことに対する労力、精神力はとてつもなく大きいですが、それらを超えてお互いに本音を言い合える関係性が構築されたとき、一生の絆ができるのだと思います。

一つ下の後輩はもとよりお互いが話し合いのできる関係性なのに加えて、6人もいることが私は少し羨ましいです。先陣を切って話せる人もいれば、受け止める人、意見が割れたときに緩衝材になれる人もいる。私はそんな後輩たちが強固な信頼関係をもった「本音で話せるチーム」をつくりあげることを願っています。

それはそうと、完全に話は変わりますが、今月私はトランポリン東日本選手権(群馬)、国体(鹿児島)、器械は慶同戦(京都)、来月になるとトランポリンの全日本選手権(広島)とありとあらゆる試合に帯同します。ラストイヤーだからなるべく全ての試合を見届けたいのです。にも関わらず春学期は研究に時間を取られあまりアルバイトができなかったものですから、資金不足に陥っています。しばらくはご飯とかに行けないかと思いますが、各位、ご容赦ください。

拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。