デザイナー

こんばんは。本日のリレー日記を担当致します、総合政策学部4年の山﨑広輝です。

 

相も変わらず自粛生活が続いています。「おうち時間」などと言って盛り上がっていたものですが、ここまで続くと愈々「おそと時間」の方に特別性が移ってくるのではないかと思う今日この頃の私です。元の生活に戻るというよりも、この際ですから閉鎖的な暮らしの良い部分も見つめて、より良い新たな生活様式を作っていきたいものですね。

 

さて、今日は体操の傍ら取り組んでいるものづくりやデザインに関して、日々感じていることをお話ししたいと思います。

最近はゼミ内で進行しているプロジェクトの製作物のために案を考えることや、卒業プロジェクトで個人の作業に取り組んでいることが多いのですが、意匠設計の過程というのは体操の技を磨いていく過程にとても近しいものを感じます。というか、体操の演技構成と技術の鍛錬はまさしくデザインなのかもしれません。

はじめは大枠のイメージを考え、ラフなスケッチに落とし込み、徐々に具体的な形・寸法・マテリアル等、よりディテールを深めていくのが大まかな過程で、その細部がいかに詰められているかが最終的なプロダクト全体の完成度を決めるのだと思います。「神は細部に宿る」というものですが、実際にものを生み出していく活動をしていると、その言葉の重みが実感を持って感じられるものですね。

そしてこれは、体操競技に於いても同じことが言えると思うのです。どんな基礎的な技能にも、人に評価されれば優劣が付くものです。立っている姿でさえも美しいと感じさせる選手もいるでしょう。その差を生み出しているのはディテールであり、どれだけ細分化して多くのことに具体的に目を向けたか、というところなのではないでしょうか。なんだかこう、自分で今これを書きながら、体操ってなんて面白いのだろうというか、どこまでもやれてしまうスポーツだなあと感じますね。まだまだ終わるわけにはいかないようです。

 

皆さんは体操に限らず普段頑張っていることを振り返ってみると、どうでしょうか。私が思うに、誰もが自分のデザイナーなのだと思います。なかなか自由の利かない今だからこそ見える、磨けるものがあるかもしれませんね。私も探してみます。

 

以上で本日のリレー日記と致します、ご精読ありがとうございました。