丸めてみる

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、理工学部1年の黒沢星海です。

暦上ではつい先日立秋を迎えましたが、まだまだ厳しい暑さが続いています。体調管理には一層の注意を払いつつ、充実した夏を過ごしていきたいと思います。

さて、入学からあっという間に時間は流れ、大学生として初めての夏休みを迎えました。この4か月間さまざまな学問にふれてきた中で、一つ感じたことがあります。この世界は想像しているよりも複雑ではないということです。理工学では主に、数式や法則を用いて未来を予測していきますが、それらの「道具」にはよく近似が潜んでいます。微小部分を無視したり、シンプルな図形とみなしてみたり。また、多くの人は円周率と言われて3.14を思い浮かべると思いますが、実際には不規則な数字が小数点以下無限に続きます。しかし、宇宙事業において正確な軌道計算を必要とするNASAでも、小数15桁に丸めた円周率を使用しているそうです。私はこれらのことから、許容される誤差以上の正確さを求めるよりも自分たちが扱いやすい表現をすることの重要性を感じました。例えば、人間の体はいくつものパーツから構成されていますが、手足を閉じれば一本の棒として近似することもできると思います。一本の棒が体操をしているとシンプルに考えれば、力の加え方や軌道などが明確に見えてくるはずです。私自身、体操や勉強において、課題に直面すると複雑な思考に陥ってしまうことが多々ありました。ですがこの考え方を活かし、必要以上を丸めてシンプルに課題と向き合うことを意識していきたいと思います。

拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。