全ては自分のために

こんにちは、本日のリレー日記を担当させていただきます、法学部法律学科2年の南和希です。

突然ですが、先日春学期の成績発表がありました。春学期には多くの人にとって初めての経験となるオンライン授業が行われたわけですが、オンライン授業の成績への影響は人それぞれだったのではないかと思います。

成績に限らず、一生懸命に取り組んでいてもうまくいかないこともありますし、予期せぬ壁にぶつかることも、また、時には自分にはどうしようもない原因で失敗してしまうこともあります。事柄の性質にもよりますが、私はうまくいかないことがあると悲観的に考えがちな性格なので、うまくいかない時には気分がかなり沈んでしまいます。ですが、そのような時に少しでも気分を変えるためにしていることがあります。それは、無理やりにでも、すべての事柄は自分のために起きた、と考えるということです。

例えば成績が下がってしまった場合、このように考えます。
もし今回良い成績を取っていたら、次の試験で油断してもっと悪い成績をとることになっていただろう、と。
また、大会で中断してしまった時にはこのように考えたことがあります。
きっとこの大会で失敗した原因を考えて次の大会に生かせるだろう、と。

都合が良すぎると指摘されそうですね。特に、上に挙げた2つの例は、いずれも自分自身に失敗の主たる原因があるので、都合の良さが際立ってしまっているのかもしれません。しかし、あまりに落ち込んだりモチベーションが下がりそうなときには、このように考えることで少しは前向きになることができ、次の一歩を踏み出すきっかけになるのではないかと考えています。

ですがもちろん、いつも自分のために起きた失敗だ、と考えるだけでは、その場しのぎの言い訳で終わってしまい、過去の失敗から逃げ続けるだけになってしまいます。本当に自分ではどうしようもない原因によるものでない限り、失敗と向き合うことは欠かせません。そして、失敗と向き合うことで初めて、その失敗を生かすことができ、その失敗が本当に自分のために起きたと考えることができるのだと思います。

うまく自分の気持ちをコントロールすることは大切ですが、同時に失敗と向き合うことを欠かさず、成長し続けることができる人間を目指したいと思います。

拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。