練習は本番のように、本番は練習のように

皆様こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、法学部政治学科1年の伊保内啓佑です。
器械は全日本インカレまで残り1ヶ月となり、本格的に試合に向けての準備が始まりました。いよいよ夏本番だなと感じるこの頃ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

さて、今回は先日開幕したオリンピックを見て私が感じたことを書いてみようと思います。先日のオリンピック体操男子、ご覧になりましたでしょうか。日本は団体総合で銀メダル、個人総合と種目別鉄棒では橋本大輝選手が金メダル、あん馬では萱和磨選手が銅メダルを獲得し、強い体操日本を世界に知らしめてくれました。

日本選手全員がほぼミスの無い演技をやり抜く姿に心を動かされたのは私だけではないはずです。そんな中で、内村航平選手が予選で落下し、まさかの予選敗退をした時は全国の体操選手、いや、全国民が驚いたと思います。国内の個人総合を10年間勝ち続け、「内村」という時代を築いた選手でさえ、あの舞台で失敗してしまうのです。

選手たちは我々の想像を絶する練習を積んできたことは間違いないと思います。そんな中でもミスは出てくるところを見て、改めて「いつも通り」の難しさを感じました。「練習は本番のように、本番は練習のように」という言葉がありますが、本当にこの通りだと思います。どんな状況でも通せるという練習をしていれば、あとは本番でいつも通りやるだけです。普段の練習でどれだけ自分を奮い立たせることができるか、どれだけ試合を見据えることができるか、ここに懸かっているのではないでしょうか。逆に言えば、練習を練習としか思わない練習は意味を成しません。同じレベルの練習をしていても、差がつくのはそこです。それこそが体操の難しいところであり、楽しいところです。

今回は自戒の意味も込めて、このような内容にしてみました。全日本インカレまで残り1ヶ月となりましたが、仕上がりは順調です。慢心せず、高みを目指して残り1ヶ月、全力で走り抜きます。
拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。