微調整

皆様こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、法学部政治学科3年の伊保内啓佑です。
早慶戦も目前となり、練習も仕上げの段階に入ってきたわけですが、部内で体調不良者も出ているため、健康には気をつけて過ごしたいと思います。

今回は「体操」から学んだ教訓を皆様にお話しできればと思います。私は日頃の練習から体操を物理的に解剖しようとしており、自分の動画を一方向からだけではなく、多方向から観察し、運動に矛盾が無いかなどを模索したりしています。
そうしていくうちに、物体は空中に出た瞬間に無力になる、という事に気が付きました。実際に、垂直にジャンプしてからひねりをかけようとしても、半分ひねりが限界でしょう。
ということは、物体は接地している間に何かしらのモーションをかけないといけない事が分かります。違う言い方をすれば、一度そのモーションをかけてしまえさえすれば、方向性さえ決めてあげれば、あとは流れに身を任せるだけで構わない、という事です。鉄棒でも離れ技はバーを離す前の車輪が最も大切ですし、床や跳馬でもバネを潰す瞬間の身体の動かし方が最も大切です。もっと細かい事を言えば、あん馬はポメルを放す瞬間の押しが大切ですし、平行棒は技をかける前の体重移動が最も大切です。
つまり、物事はローンチする前の準備段階を最も丁寧に行わなければならず、良い準備さえできればあとは流れに身を任せるのみで、空中で多少なりとも修正を加えれば、完璧に成功させる事ができるという事です。

体操からはこれ以外にも様々な事を学ばせてもらっています。そんな「体操」の楽しさや奥深さにこれからも心酔し、没頭させていただこうと思います。
拙い文章となりましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。