刹那的な思考と時間薬

こんにちは、本日のリレー日記を担当させていただきます、環境情報学部3年の上田乃維です。

気温が高い日が続き、夏の訪れを感じております。3年生は忙しいという噂はちらほらと聞いてはいましたが、想像以上の多忙さに日々翻弄されている次第です。今自分がやるべきことを正確に把握し、淡々とこなしていけるようにしたいと思います。

さて、本日のリレー日記のテーマは、時間薬についてです。本来の時間薬(時間薬理学)とは、医学的に薬を服用すべきベストなタイミングについての用語ですが、このリレー日記では、どんなに大変な困難でも、時間が薬となって解決してくれるという意味を「時間薬」という単語に乗せて今の思いを綴らせていただきたいと思います。

近年、ストレス社会というワードが飛び交い、精神科や学校のカウンセリングルームも全て予約でいっぱいになっているという情報が入ってきて、部活の仲間、学校の仲間、そして社会で生きている多くの人はさまざまなストレスを抱えながら生きているんだと感じます。

私も例外では無くここまでの二十数年間で心が折れたことや立ち直れないのではないかと感じたことは何回かあります。ただ、今ではそれらを笑い話として吹き飛ばせているのを考えると、時間薬という考えも間違っていないのかなというふうに感じます。

人が落ち込んだり心が折れたりしている時の多くは、今の自分にとって嫌になる現象と真っ向から向き合い、自分の視野の全てをそれに支配されて、ポジティブな考え方ができなくなるように思います。私もその一人で、自分の感情が揺さぶられている時は、常に人生を刹那的なものであると捉え、その一瞬の感情に自分が支配されてしまうことが多いように感じます。その結果、自分が今やるべきことの優先順位を間違えたり、持ってる選択肢のいくつかを潰してしまったりと、判断が鈍ってしまいます。

時間薬という単語を挙げたのも、刹那的な思考に陥りさまざまな事象一つ一つに感情を揺さぶられるよりも、より長い目でそれらを的確に判断し、最終的に最大報酬を得られる選択をできるようにしたいという思いからです。AIの強化学習の学習過程の一部であるマルコフ決定過程という考えとの類似性から、人間味の薄い機械的な思考のように感じますが、一部分として取り入れる必要はあるように感じました。

今後、体操部の業務や就職活動などさまざまな判断が求められる立場であり、いろんな思考法が必要とされるため、真っ向から拒絶するのでは無く、少し試してみるというのは必要だと思います。今回の考え方も、自分に馴染むようであれば、一部分だけでも取り入れていけるようにしたいです。

少し暗い文章になってしまったようにも感じますが、最後までご精読いただきありがとうござました。大学生の期間はさまざまな経験をし、自分の考え方をまとめていきたいと思います。今後とも応援の程、何卒よろしくお願いいたします。