Euphoria

こんにちは。本日のリレー日記を担当させていただきます、法学部法律学科1年の立花陽空です。

10月に入り、ひと雨ごとに秋も深まってまいりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。読書やスポーツの秋などといいますが、私はもっぱら食欲の秋です。私は秋の味覚では焼き芋が好きですが、皆様はなにがお好きですか。季節の変わり目を感じる日が増えてきましたが、皆様お身体に気をつけてお過ごしください。

さて、私は先日、BTSのドキュメンタリー映画「BRING THE SOUL:THE MOVIE」を拝見いたしました。今では世界的大スターの彼らですが、そんな大活躍に隠された過去の困難や苦労を、舞台の様子やビハインドストーリーと共にリアルに描き出した秀作です。その中でワールドツアー中、メンバーのジョングクが、過労により舞台裏で倒れるシーンがありました。いつもの華々しい姿とは違い、どこか魂が抜けたようなその表情は、K-POPアイドルの過酷さを真に象徴しているように感じます。

しかし、ジョングクは決して立ち止まらずに今でも進化し続けています。彼はこの映画でこんな言葉を残しています。

「怒りや悲しみがなければ、本当の幸せは感じられない。」

怒りや悲しみは、些細なことでも自分を深く傷つけ、そしてそこでできた傷が治るのにも時間がかかります。ただ、怒りや悲しみの経験をせず感じる幸福は、それらを経験した幸福に勝ることはできません。まさに、幸福とは喜怒哀楽があるからこそ実感できると私は思います。

私は、9月中頃から終盤にかけて思うようにいかない練習が続く日々を過ごしました。思うように体が動かず、疲労や色々な悩みが自分への怒りや悲しみに変わっていきました。骨折の時期も重なり、周りの部員から遅れをとっているという焦りも生まれました。そんな時、この映画を見たことで、投げやりな気持ちになるのではなく、いつも以上に体操に対して前向きな気持ちで取り組むことができました。今では、新しく取り入れた基礎メニューが練習に活き、新技の成功率も上がっています。辛い経験を乗り越えた今、毎日の練習が幸せです。私の考えを変えてくれたジョングクの仕事に対する姿勢など全てが、憧れの存在です。

最後になりますが、自ら選んだ体操という競技に真摯に向き合い、仲間と共にたくさんの幸せをこれからも共有していきたいです。まだまだ至らない点が多々あるかと思いますが、お導きのほどよろしくお願い申し上げます。

拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。