呼び水

こんにちは、本日のリレー日記を担当させていただきます、商学部3年の浦口優です。

さて、7月に入り2023年も折り返しを迎えました。ジャネーの法則では生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢に反比例するとされていますが、最近はそのことをひしひしと感じております。加速していく時間の流れに置いていかれないように日々目的意識を持って過ごしていきたいところです。

私は日々体育館で器具と対峙する日々を過ごしていますが、もちろん一学生として、学問にも励んでいます。先日は、研究会の個人発表として「スタートアップ」について自分なりに問題を設定した上で検証を行いました。スタートアップというのは、端的にいうと起業のことで、短期的な成長・結果を目指すことを指します。
このスタートアップの面白い特徴として、「反直感的である」という点が挙げられます。「反直感的」とは「瞬時の推論や直感的な判断が実は正しくない」事柄のことを指します。具体的な例を出すと、スタートアップとしての良いアイデアは一見良いアイデアではなく、一見不合理なアイデアが合理的であるということです。
この一見何を言っているのかわからないような話ですが、私はとても興味深いなという

ように感じました。周りと同じ轍を踏んでも、きっとそれは既定路線でしかなく誰をも出し抜くには至らない。当たり前のような話ですが、きっと多くの人が知らず知らずのうちに陥りかねないと思います。体操においても、誰かがこのやり方でやっているからこっちの方がきっと効率的なはずだといった無意識下の決めつけは往々として行われているのだろうなと思います。きっと誰よりも先を目指そうとするには薄氷を踏む思いで、「直感」から外れた挑戦も必要になるのでしょう。
ここまで、体操とはかけ離れたところで育まれた理論を体操に当てはめて考えてきましたが、個人的に偶にはこのようなアプローチをしていくのも面白いなと思います。

拙い文章となってしまいましたが、以上で本日のリレー日記とさせていただきます。ご精読ありがとうございました。